あかねの日記

惰性で続けるブログ

通院日 自己啓発書との付き合い方

本日は週に一度の通院日だった。主治医からは「順調に良くなっているようですね」とのコメント。私も回復を感じていることを伝えた。前回同様、抗うつ剤睡眠薬を処方してもらう。ちなみに抗不安剤は、抗うつ剤が効き始めた頃にストップした。今のところ服用しなくても問題なく過ごせている。

しかし「そろそろお仕事の練習もしていきましょうか?」と言われたときは、正直まだ休みたいと思った。もうちょっと本を読んでごろごろしていたい。気力も体力も足りなくて疲れやすい。仕事に戻って業務をこなせるか。業務の分野にキャッチアップしていけるか。今後も働き続けていけるか。不安と心配が頭をもたげてくる。

とりあえず「まだ働ける状態ではないので、来週の通院後くらいから考えたいと思います」と返事をした。今から心配で頭を一杯にしてもしょうがない。そのうち取り組め始められるよう、心構えはしていこうと思う。仕事で管理上の期限が迫っているものが色々あるので、良い機会かもしれない。上司とも相談したい。それまでは休みます。

 

昨日は長めに散歩して、久々に書店をうろついた。新しい本に出会えるのは楽しいが、読まなければならない本がたくさんあるような気がしてしまう。自分に何か足りないのではないか、勉強不足なのではないか、という焦り。

摂食障害うつ病を患っているときの、自己啓発書や人生論のエリアにあるような本との付き合い方について、今まで自分なりに考たことをまとめておきたい。

まずは病院へ

心の調子が悪いと思ったら、まずは精神科/心療内科へかかることをお勧めしたい。調子の悪い時に自己啓発書に策を求めても、何も解決しない。自分は前向きに考えられない駄目な人間だ、と余計落ち込むはめになる。

私も摂食障害の時はそうだった。20代前半に有名な自己啓発書(7つの習慣とか道は開けるとか)を色々と読みあさった。しかし悪い考え方しかできないところで本の内容を実践しようとしても、案の定上手くいかない。

必要なのは病気を治療することだった。落ち込んだ状態が続いている方は、最初はハードルが高いかもしれないが、周りに相談するなり病院を予約するなりして、早めに治療を受けて欲しいと思う。

真に受けない

真面目な人ほど、本の最初から全部を完璧にやろうとする傾向があると思う。失敗したくない気持ちも大きくなる。自己啓発書に書いてあることは正論かもしれない。どれも大切なことなのだろうとは思う。しかし、いきなり全部に取り組む必要はない。最初から完璧にできるはずもない。多大な労力とストレスが発生するだけで失敗に終わり、自己嫌悪に陥る。

こんな考え方もあるんだな〜と気楽に読んで、気になったところがあれば1つか2つ取り入れてみるくらいで良いと思う。面白かったな〜だけで終わる本があっても構わない。書いてあった内容をしばらく経って思い出すかもしれないし、本をもう一度読む機会があるかもしれない。

縁がある本とは出会うべきタイミングで出会えると思っているので、その時に気になったら取り入れれば良い。

自分を責めない

本の通りにできないと自分を責めてしまう。自分には大した夢や目標や能力なんてないと落ち込んでしまう。いきなりすごいことができる訳でも、やりたいことが出てくる訳でもない。最初から遠くを見すぎてしまうのだと思う。

また、自分のケースに当てはめるべきではないところに、本の考え方を当てはめてしまう場合もある。自分にはどうしようもないことだったり、自分が原因ではないのに自分が悪いと思い込んでしまったり。本のアドバイスが時代や場面や立場に寄って、自分のケースにそぐわないこともある。著者と自分の考え方が違う部分も当然ある。

自分にも改善点はあるし、本を読んで気付くこともある。しかし今自分ができないことで、自分を責めたてなくても良い。人とやたらと比べなくても良い。疲れていてネガティブにしか考えられない状態のときもある。まずは休んで、認識の仕方を変える、気分を切り替える、一つ一つ取り組むなどができる状態に持っていくことが大切だと思っている。

 

最近は役に立つ本よりも、単純に面白そう・読みたいと思った本に手を付けている。読まなければならないと悲壮感にかられて読むよりも、読みたい本を読んだり、他のやりたいことに時間を使っても良いのだと思い返しながら。多くの自己啓発書のコアの部分は同じだと気付いて、やたらと読まないようにしている部分もある。

 

ゆる〜く読みたい自己啓発の名著