あかねの日記

惰性で続けるブログ

認知行動療法の用語を整理する

書店で心理学・精神医学のコーナーを見て回った。

本のタイトルには様々な療法名が付けられているが、意味と関連がよく分からず、どれが自分に合うのか判断が付かない。(認知行動療法、ACT、マインドフルネス、スキーマ療法、コーピング、アサーションなど)

そこで検索&整理したことをメモしておく。ベースになるのは認知行動療法だと思われる。

参考①

認知行動療法の成り立ちは、以下サイトに簡潔な記載がある。

www.counselorweb.jp

認知行動療法第三世代とは、行動療法からの流れを第一世代認知療法からの流れを第二世代として、新たに「文脈」や「機能」に注目して発展した認知行動療法のことを第三世代と呼んでいる。

行動的・認知的な技法に加え、文脈的で体験的な変化に期待する援助技法を用いる。

第一世代:1950年代~

「行動療法」から発展した認知行動療法

不安階層表ソーシャルスキルトレーニング(SST)など

第二世代:1970年代~

認知療法」から発展した認知行動療法

認知再構成法など

第三世代:2000年頃~

認知行動療法の新しい流れ

第三世代の主な援助技法

マインドフルネス認知療法:再発性うつ病の治療に特化した治療法

弁証法的行動療法境界性パーソナリティ障害に特化した治療法

アクセプタンス&コミットメント・セラピー

認知的脱フュージョン

参考②

療法と技法については、以下サイトが参考になる。

psychologist.x0.com

参考①とは完全に対応付けられない部分もあるが、療法の項目を整理すると

  • 認知療法
    • 自動思考、体系的な推論の誤り、スキーマに対して働きかける。
  • 論理情動行動療法(REBT)
    • 論理療法から名称が変化している。
    • 非合理的な信念に反論・粉砕し、それに代わる合理的な信念を身につける。
  • 第3の認知行動療法
    • マインドフルネス
    • アクセプタンス&コミットメントセラピー(ACT)
    • 弁証法的行動療法(DBT)
    • メタ認知療法

治療的戦略としての整理もされている。

認知行動療法の技法は「認知的戦略」「行動的戦略」「認知行動的戦略」「予防戦略」という4つの治療的戦略として整理されることもあります。

コーピングは「ストレスへの対処法」を意味し、その療法の一つが認知行動療法ということらしい。

何冊か本を購入

書店と古本屋を巡り、Amazonのレビューもチェックしながら以下の本を購入した。

野末武義『夫婦・カップルのためのアサーション』。アサーションは平木典子『アサーション・トレーニング』が定番だが、こちらの方が1対1のコミュニケーションとその後の応用に使えそうに思えた。

 

伊藤絵美『セルフケアの道具箱』。心理カウンセラーとして長年活動してきた著者が、知識と経験に基づいた具体的な手法をワークとして整理している。分かりやすく取り入れやすい印象。少しずつ実践したい。

 

著者 きい・監修 ゆうきゆう『しんどい心にさようなら』。読みやすくて買ってしまった。「こういう考え方のクセ持ってるな」とかなりの項目が当てはまる。落ち込んだときの応急処置として読みたい。