あかねの日記

惰性で続けるブログ

出社健康法

在宅勤務で引きこもり生活が続くと、出社日は娑婆に出た感が強くなる。

心身への負荷が高い一日になりそうだったので、昨夜のうちから「出社するのが面倒」というよりも「会社行きたくない」という気分で鬱々していたが、終わってみると思いのほか楽しい一日となった。

普段のオンライン会議で実のある話しかしない相手には、十割増しで怖いイメージを抱きがちなことが改めて分かった。しかしそれが良い効果をもたらし、会って話してみるととても感じのいい人に映る。少なくとも、今日という日を壁を作らずやりとりするきっかけにしようと思えた。会議が終わったあとの雑談で重要な情報が出てくるのがあるあるすぎる。

来週も気づけば色々詰まっているため、「週末がきて嬉しい」よりも「来週も頑張らねば」の方に気が向いている。今日は体力が持つかどうか心配だったが、動いているとだんだん元気になってきたので、外に出てなさ過ぎて調子が悪い可能性が高い。今日を乗り切れたのは、昨夜早めに寝たお陰もある。在宅勤務の日も外を歩いて早めに寝ればよいのだろうが、健康的な生活をしているイメージがわかない。

外で夕食を食べ、書店に寄ってから帰宅。ダウンを着ているとちょっと暑いが、他のコードだとちょっと寒い。暖房と同じく微妙な時期。お風呂で温まると、いい感じに疲れが出てきた。残りの時間は穏やかに過ごしたい。

時間が削られてゆく

 

十年前の私は日光にいたらしい。

昨日は暖かいのかどうかよく分からなかったが、今日は春の生暖かさを感じた。春一番で風も強い。といってベランダに出ただけだけど。エアコンの動作でも、外の気温が高いことを知る。暖かい風が出ているときはちょっと暑いが、止まってしまうとちょっと寒い。花粉が飛んでいることを体の怠さとやる気の無さで測る。夫は花粉症が酷くてつらそうだ。

会議が重複しまくって、会社のスケジューラが「もうすぐ詰みそうなテトリス」みたいになっている。しかし、隙間なく埋めてもブロックが消えるわけではない。今週も来週も四営業日しかないのが痛いな。個人のリソースに違いはあるにしても、私よりレベルの高いテトリスをやっている周りの方々がどういうメンタリティーで働いているのか謎である。

 

忙しいと削られていくもの。

  1. 散歩の時間
  2. 勉強時間
  3. ブログを読む時間

購読させていただいているブログは、時間と心に余裕があれば早朝に読み、昼休みに読み、夕方に読み、一息つく時間のお供になっているはずが、仕事に頭も時間も持っていかれ、合間に休憩を確保するのが精一杯のときは、夜までおあずけなってしまう。でも、せわしなく読むより落ち着いて読みたい。

 

思い出したくない思い出

今日がバレンタインデー当日だと、先ほどカレンダーを見て気が付いた。成城石井や無印良品で買ったトリュフを毎日数粒ずつ消費しているので、当日の特別感が無い。

娘は学童で作ったという型抜きチョコレートを持って帰ってきた。そこらへんの安いチョコレートよりもおいしく感じた。ただのチョコを溶かして固めただけらしいけど、ほろっととけて味がしっかりしている感じ。少なくとも、私が作るよりはおいしい。カチコチのチョコレートしか作れない。

 

毎週土曜日の夜は、娘と一緒に Google Photo を見返すことが習慣になっている。娘が生まれたときから今に向かって、だんだん大きくなる方向へ。ご多分に漏れず、小さいときほど枚数が多い。

動画で謎の言葉をしゃべったり、変な動きをしていたりして、娘は爆笑しながら見ている。私のほうは、いつごろどんな状態だったのか記憶があやふや。こんなふうに記録を見返さなければ思い出しもしないことばかりになってしまった。

あまり進んで思い出したくないこともある。娘の前髪を切り過ぎてしまった時期の写真を見るのがつらい。すぐ伸びるから短めにしておこうとしたら、思いのほかざっくりいってしまったのだ。明らかに不自然な短さ。やってしまったと気付いた瞬間、ものすごくショックを受けた。(自分でやっといて)

そのころは仕事と育児の両立(笑)で余裕がなく、割と躁な時期だったので無駄な出費も多く、心も身体も荒んだ毎日を過ごしていたので、そういったところも申し訳なさに拍車をかける要因になっている。こんな母親だなんて娘は可哀想だなあと毎日思っていた。なんであんなに突っ張っていたのか、今からすると自分が滑稽ですらある。

私にとっては直視したくない過去だが、娘は前髪が短くても特に気にしていないとのこと。「大丈夫だよ」となぐさめられている。おもしろいシーンもあるので、ためらいはありつつも一緒に見てしまう。

デジタルで鮮明な証拠が山ほど残っていると、記憶を曖昧にして美化するということが不可能になってくる。便利だけれども、使い方を誤ると過去をいつまでも引きずってしまう要因にもなり得る。そういうSF小説あったな。

今週のお題「ほろ苦い思い出」

ステルス花粉症

明日は四月並みの陽気になるとの予報。スギ花粉にも万全の対策をとアドバイスされている。

数年前から、もしかして花粉症なのか?と思われる症状がちらほら出始めた。くしゃみや鼻水など分かりやすい症状ではなく、とにかく体が怠い。頭の方も、貧血や低血圧のときにくらりとするかのような、もしくは睡眠導入剤を飲んでぼんやりしているかのような感じで、とりあえず上手く回らない。

普段からそういうときが割とあるので花粉症なのかどうか判断できずにいたが、花粉が多いと言われる日は調子が悪いので、花粉の影響だろうと見当をつけている。花粉症の検査をして薬を処方してもらった方が楽になるかと考えていたが、昨年度はいろいろあったためなあなあのまま時が過ぎてしまった。

症状が酷くなるようなら、薬をもらって、それ以前に体調を整えるよう気を付けようと思う。花粉症に強い体を作れるとされる所説のいくつかに手を出してみるかもしれない。

 

誰もいないと何も起こらない

朝の家事を終わらせたあと、本を読んだり昼寝をしたりしていたら、あっというまに一日が終わってしまった。時間が経つのが早い。夫と娘は早朝から出かけている。誰か一緒にいてくれないと、生活リズムが乱れまくり。何のイベントも発生しない。

今日やろうと思っていた確定申告はやらずじまいだった。急がずとも支障がないならまあいいか。今日時間を取らなければならない必要性に欠けていただけだ。その分だらだらできて最高の一日だったとも言える。

 

今読んでいる本。斎藤環『戦闘美少女の精神分析』。以前古本屋で購入した。中身は戦闘美少女の分析というよりも、オタクの歴史や心理の分析といった感じ。ラカンが出てきて面くらったり、あくまで著者から見たオタク論だったりするところはあるが、昔の雰囲気を感じ取るだけでなく、大衆化された今にも通ずる部分が見えてきておもしろい。ヘンリー・ダーカーを知れたのは良かった。

同じ系統では、斎藤美奈子『紅一点論-アニメ・特撮・伝記のヒロイン像』が今まで読んだ中で最高におもしろかった。戦隊物におけるピンクの役割、セーラームーンの革新性、綾波レイやナウシカにはどんな役割が詰め込まれているか、といったトピックをはじめとして内容盛りだくさん。他の斎藤著書と同じく、鋭く分かりやすく、ユーモアに富んでいる。

以下も似たようなテーマなので、そのうち読んでみようと思う。それにしてもちくま文庫ばっかりだな。