あかねの日記

惰性で続けるブログ

誰もいないと何も起こらない

朝の家事を終わらせたあと、本を読んだり昼寝をしたりしていたら、あっというまに一日が終わってしまった。時間が経つのが早い。夫と娘は早朝から出かけている。誰か一緒にいてくれないと、生活リズムが乱れまくり。何のイベントも発生しない。

今日やろうと思っていた確定申告はやらずじまいだった。急がずとも支障がないならまあいいか。今日時間を取らなければならない必要性に欠けていただけだ。その分だらだらできて最高の一日だったとも言える。

 

今読んでいる本。斎藤環『戦闘美少女の精神分析』。以前古本屋で購入した。中身は戦闘美少女の分析というよりも、オタクの歴史や心理の分析といった感じ。ラカンが出てきて面くらったり、あくまで著者から見たオタク論だったりするところはあるが、昔の雰囲気を感じ取るだけでなく、大衆化された今にも通ずる部分が見えてきておもしろい。ヘンリー・ダーカーを知れたのは良かった。

同じ系統では、斎藤美奈子『紅一点論-アニメ・特撮・伝記のヒロイン像』が今まで読んだ中で最高におもしろかった。戦隊物におけるピンクの役割、セーラームーンの革新性、綾波レイやナウシカにはどんな役割が詰め込まれているか、といったトピックをはじめとして内容盛りだくさん。他の斎藤著書と同じく、鋭く分かりやすく、ユーモアに富んでいる。

以下も似たようなテーマなので、そのうち読んでみようと思う。それにしてもちくま文庫ばっかりだな。