あかねの日記

惰性で続けるブログ

歯列矯正とマウスピース

今日は歯医者に行ってきた。

先週あたりから、歯を磨くと右下犬歯の付け根が染みる。早めに見てもらおうと思い、週末の枠を予約した。

また、年に一度の定期検診の時期でもあったので、丁度良いタイミングだった。ついでに、就寝時に付けているマウスピースのチェックもしてもらうことにした。

診察してもらったところ、染みる原因の一つ目は、歯の磨きすぎかもしれない。二つ目は、歯に負荷が掛かっているせいだろう、とのこと。

就寝時のマウスピースは新調することになった。やっぱり痛んだりズレが出てきたりするらしい。すぐに型をとってもらった。仕上がるのは再来週の予定。料金は3,000円程度かかるとのこと。

 

私は歯列矯正をしていたことがある。中学校三年間は、上下の歯にブラケットを付けて過ごした。始めは違和感しかなかったけど、人間は慣れる生き物である。コツをつかめば食べるのにも話すのにも困らなくなった。

月に一度くらいの頻度でワイヤーを締める日がやってくるが、そのあと数日間は上顎・下顎全体がギリギリするような痛みだった。しかし食欲には勝てず、ご飯やお菓子を普通に食べていた気がする。

歯列矯正をするに至った理由は、もちろん歯並びが悪かったからだ。どんな風に悪かったかというと、私は顎が小さい割に歯の粒が大きいため、乳歯の生え替わり時期に収まりきらない歯が前に押し出されていた。

 

参考:まめ知識④

その押し出されていた歯は、左下3番と呼ばれる歯。それを通常ルートに収めるスペースを確保すべく、上下左右の4番、すなわち計4本の歯を抜いた。となりの1本だけ抜くというのは噛み合わせが合わなくなるので、上下左右対称にするという話だったと記憶している。

抜歯はワイヤー締めよりキツかった。麻酔して、ペンチのような物で歯を抜いて、傷口を縫合。一週間くらい痛みが続くが、やはり食欲には勝てない。抜いていない側で、ポテトチップスなどでもバリバリ食べていた。(4本の歯は別々の日に抜いた。)

今でも違う先生の診察を受けるたびに、「矯正してました?4番が全部ないですね」と言われるのが定番である。

 

三年かけて矯正した結果、歯列模型のように整った歯並びを手に入れた。矯正を受けさせてくれたことはは、親に感謝しなければならないだろう。もともと虫歯もなかったため、それ以降は歯に関する悩み事とは無縁だった。

歯並びが整うと、食べ物を噛みやすくなるというだけでなく、顔に力が入ったり、猫背になったり、発音しにくかったり、ということも改善されるものだと身をもって知った。歯列矯正で生涯のQOLが爆上がりすると思う。矯正中に歯をうまく使えないのはいかに不便かが分かったので、歳をとっても自分の歯を残せるようケアしていきたいと思った。

矯正ブラケットを外した後も、元に戻ってこないよういくつか対策をしていた。下の前歯の裏側をワイヤーで固定しておいたり、就寝時はマウスピースを使ったり。それを八年くらい続けて、何も無しの状態でOKということになった。

 

再びマウスピースを使い出した理由は、就寝中の歯ぎしりが酷くなったから。仕事のストレスが増加しつつあった二年くらい前のこと。朝起きたら顎が疲れていて、歯茎全体が重い感じが続いていた。

久々のマウスピースは違和感があったが、これも使っているうちに慣れた。歯への負担も軽減されて、かなり楽に感じる。一旦作って終わりでなく、定期的なチェックが大切だよなと今回思った。