あかねの日記

惰性で続けるブログ

思い入れのある画集

「この絵はいいな」と見かけるたびに気になって、そのうち「とても好きだ」と気付くことがある。単に接触の機会が多かっただけだろうか。

画集はめったに買わない。好きな画家の好きな絵が多く掲載されている、思い入れのあるものを何冊か所持している。

アルフォンス・ミュシャ

デザインが美しい。モチーフが素敵。子供のころ、地方紙に挟まっているレプリカ展示販売のチラシを集めていた。

6年前の国立新美術館での展覧会の時期に、書店に並んでいる画集の一つを購入。展覧会も見に行った。あまり詳しくなかったスラヴ叙事詩が大迫力だった。あのような作品を世に残せるエネルギーはすごい。

月岡芳年

浮世絵の本を何冊か見たとき、月百姿シリーズが特に気になった。月をテーマにした百枚の作品。洒脱なもの、静謐なもの、躍動感あふれるもの、様々な場面が描かれている。題材と構図が面白い。

東山魁夷

中学生のときに地元の美術館で展覧会があった。新聞で案内を目にして「こんな美しい絵を描く人がいるんだ」と見に行きたくなった。祖母に連れて行ってもらい、ちゃっかり図録も買ってもらった。実家から持ち出した数少ない本の一冊。実物は絵の具の厚みがあることを知った。