あかねの日記

惰性で続けるブログ

いろんな時代の小説を読む楽しみ

昨日はジメジメと生暖かかったが、今朝は少し冷え込んでいた。暖房を付けたり消したり、冬用の布団を仕舞おうかどうか迷ったりする。暑いのはあまり気にならないけど、寒さには耐えられない。暖かい布団があると安心だ。

ゴールデンウィークが明けて、まずは淡々と仕事をしている。休みが始まるときも終わるときも、気持ちの大きな浮き沈みは起こらずに済んだ。なるべく安定して過ごすよう気を付けたかいがあったと思う。

 

最近はまた古今東西の名作小説を読みたくなっている。ゴールデンウィーク中に黙々と読んでいた影響もあるし、文芸評論家の斎藤美奈子さんの本をパラッと見返して、流行り廃りを追っていくのは面白いなと感じたこともある。

どの時代の小説でも、読んでみると「ただのナルシストだった」「何というモラハラDV」「馬鹿野郎、目を覚ませ」といった気持ちになることがある。しかし、自分の好きな時代が後年にそう思われることも十分にあり得る。

自分の基礎を作っている時代と、その前後の時代にはちょっとギャップがあって、それぞれが「あの頃が一番面白く感じた」という時期を持っている。しかし、たまに古いものも新しいものも読んでみると、そのギャップに面白い/面白くないとか、今と変わった/変わらないとか出てきて、「総合的に見ると読んでおいて良かった」となることが多い。

文学史上の重要性、書かれた時代の価値観、自分で実際に読んでみての面白さが一致するわけではないが、今の時代に書かれたものを今のうちに読んでおくのは、後々振り返って楽しめそうな気がする。