あかねの日記

惰性で続けるブログ

昔の写真を見返す

二カ月くらい前から、寝る前に娘とGoogleフォトを見返している。娘が生まれたときの写真に始まり、毎日数十枚を手繰って、現在に追いついたら最初に戻る。

娘は積極的に見たがり、写真ごとに「全然覚えてない」「誕生日ケーキがおいしかった」「このときのナマハゲは怖かった」など感想を聞かせてくれる。

私も写真を見ていると、そんなに前のことでなくても懐かしく感じる。それと同時に、不甲斐なかった自分を思い出してちょっと落ち込む。産後うつだったときは何もできなくてつらかったけど、回復後に仕事復帰したらしたで毎晩余裕がなくてつらかった。

今から思えば、あれもこれも上手く回そうとした結果、上手くいかなかったことばかりが気になって暴発していたと分かる。中には達成できたこともあるけど、心の平穏は犠牲にしていた。渦中にあるときは「このままではいけない」と思っていても、どうしようもなくコントロールできないものだ。

「子供が一番かわいい時期に自分は何をやっていたんだろうな」と夫に話したら、「そんな風に振り返れるようになって良かったじゃない」と言われた。確かに、あのままでなくて良かったと思う。

そうなった要因としては、コロナで働き方が変わり時間的にも精神的にも余裕が持てるようになったことと、子供が成長して身の回りのことを自身でできるようになったことが大きい。しかし何と言っても、自分が困っていることを家族に隠し立てしなくなったのが一番効いたと思う。大らかに受け止めたり流したりしてくれることに、感謝を忘れてはならない。