あかねの日記

惰性で続けるブログ

桜島、仙厳園、田の神さぁ

鹿児島旅行、二日目。

この日は鹿児島市内を巡る。

『翔ぶが如く』を読み進めている身としては、作中に登場する名所旧跡がてんこ盛りで非常にキャッホーな一日だった。

 

午前中はフェリーで桜島へ渡った。

前日とは打って変わって、良すぎるくらいに良い天気。

気温は三十度の真夏日。空も海も青かった。

たいてい雲を冠していた桜島

桜島では、月讀神社へ参拝。鹿児島の神社は、ヤシの木が生えていて南国風だ。

前日に空港から指宿へ南下している途中、いろんな場所から桜島が見えて、本当に鹿児島のシンボルなんだなあということを感じた。海が見えない場所からだと、普通に山がそびえているかのよう。もっとこじんまりしているのかと思っていたが、実物は存在感がすごかった。

 

午後からは島津家別邸、仙厳園へ。

それほど期待せずに入ったのだけれど、今回の旅行で一番良かった。

江戸幕府に内緒でゴリゴリ産業を興している感じが伝わってくるところが特に良い。

園内には神様が祀られているところもいくつかあり、マップには乗っていない一番奥の水神様がひっそりとしていて清々しかった。

東京では見かける機会のない彼岸花。暑くても秋。

昔からの水路や苔むした岩木が姿を残している一方、土産物屋や食事処は新しく、日本庭園にもマッチするモダンなデザインだった。

この十月から仙厳園+御殿+尚古集成館のセット券のみとなり(大人一名1,600円)、結構高いなと思ったが、それを上回る満足度。尚古集成館は十月からリニューアルオープンされているので、それを考えてもお得だったかな。それほど混みあっていないところもポイント高かった。

ブランドショップでは、キラッキラの薩摩切子が並んでおり、どこの土産物屋より美術館よりも見応えがあった。

家紋入りスタバで休憩。登録有形文化財「旧芹ケ野島津家金山鉱業事業所」をリノベーションした店舗とのこと。

 

その後は市街地の神社を巡る。南州神社、鹿児島神社、照國神社などなど。小説に出てくる方々の名前をたくさん見かけた。ネタバレ注意だ。

田の神さぁは本当にいた

 

偉人の生誕地が密集している、加治屋町近くのホテルへチェックイン。

夕食は照國神社近くのイタリアンへ。貸し切り状態でゆっくりできた。前日に続き、料理がおいしく、きれいに手入れされており、接客も穏やかで、良い店だった。

夜は『翔ぶが如く』八巻を読み進める。熊本で戦闘中のため、鹿児島はあまり出てこない。