あかねの日記

惰性で続けるブログ

家族のそれぞれ

風邪で養生していた一日だった。

朝、六時半過ぎに起床。妹と朝食を食べる。トーストとスープとサラダ。妹の普段の朝食もこんなメニューらしいので、あまり差がなくてよかった。いつもと違い過ぎると調子が崩れると思うので。

昨日の風邪気味状態から、今朝は明らかな風邪に移行していた。喉が腫れて飲食がしづらい。市販薬では良くもならず、悪くもならずといったところ。微熱もあり怠くなってきたので、家事を終えたところで布団に入って休む。

妹には暇つぶしにスティール・ボール・ランとジョジョランズを渡しておく。ジョジョリオンは終わり方がよく分からなかったので、私の中での優先度は低い。テッド・チャンの『息吹』や『続 窓ぎわのトットちゃん』を始めとした、読み終えた小説も渡しておいた。何年も前、私は妹にカズオ・イシグロ『わたしを離さないで』等のメジャーなSF小説を送りつけていたらしいが、私の記憶からはごっそり抜け落ちている。以前にも同じようなことをしていたのだと、妹の「おもしろくて何度も読んだ」という感想を聞いて気付く。

 

昼過ぎに起き出す。睡眠薬を飲まずに寝た時のお決まりで、眠りが浅くなる度に嫌な夢を見た。妹の買ってきてくれたゼリーとポカリで栄養補給。そして妹が友人からいただいたというクルミッ子をお茶請けに、しばし歓談。

夫からは、私実家で楽しく過ごす娘の様子が共有アルバムにアップロードされていた。今日は例年通り餅つきの日。見ている分にはまあいいが、自分があの寒い中餅つきに参加するのはもう勘弁。

姪っ子と甥っ子は、在りし日の弟のように腕白で逞しくメンタル強めに育っていそうな感じだった。弟と一緒に育った身からすると、それとそっくりな子どもたちを育てるのはとても大変であろうことが容易に想像される。しかし今の世の中、図太いほうが生きやすいだろうと思うので、このまま元気に大きくなってほしい。夫にお年玉をあずけたので、年が明けたら渡してくれるだろう。

 

夕方、冷凍おせちが届く。冷蔵庫で解凍中。

夕食には、妹がキムチ鍋を作ってくれている。熱くて辛いものを食べられると思うだけで、いくらか食欲がわいてくる。ありがたいことに、私は食事を作ってくれる人には困らない星の下にでも生まれたらしい。

夫との暮らしもそうだが、それぞれが苦手なことを補い合いながら生活するのは理想的だなあと思った。他にも、自分の意見を伝えられて、相手の意見にも耳を傾けられる、アサーティブな関係であること。趣味は違っても、価値観はあまり違わないこと。

遠い将来、娘が独り立ちし、仕事を定年退職したら、妹と一緒に暮らすのも良さそうだと他愛無い話をしている。(夫は別途自由に生きている設定。)自分が死ぬとき/死んだあとにこうしてほしい、という要望を話せる相手がいるのは安心できるものだなあと今から思う。来年はエンディングノートでも書こうかしら。