あかねの日記

惰性で続けるブログ

留守番中

一人で留守番になってからというもの、一度も外に出ていない。

台風直撃ではないにしても風が強く、激しい雨が降ったり止んだりしている。食料品はストックがあるし、本も調達してきたので、特に出掛けなければならない理由もない。

起床と就寝、三度の食事、朝の家事はほぼほぼ普段のスケジュール通り。そのほかはゆるゆる。寝るか、本を読むか、スマホをいじるかしている。

ちなみに昨日の食事は以下である。

  • 朝食:サラダチキン、スープ、トマト、丸パン
  • 昼食:豆とほうれん草のカレー
  • 夕食:おやき×2個

朝食はいつもと変わらず。昼食はストックのレトルトカレー。夕食のおやきはふるさと納税の返礼品。長野いろは堂のおやき(21個詰合せ)を毎年頼んでいる。

おやきはお昼に食べることが多いのだが、今は夕食担当の夫が留守にしているため、夜に回すことにした。夫と娘にも「おやき食べていいよ」と伝えてはいるものの、その前に私が食べきってしまうことが常である。

六種入り、冷凍状態



 

続いて、簡単な読書感想。

市川沙央『ハンチバック』

何かを読み取ろうと構えてしまい、よく分からなくなってしまった。特に最後の章で混乱。web上の解説記事を頼り、そういうことかと納得している。著者インタビューのいくつかも改めて読んでみて、どういうことが言いたかったのかより分かった。

井戸川射子『この世の喜びよ』

「思い出すことは 世界に出会い直すこと。」帯の紹介がすべてだと思う。懐かしさを感じる静かな文体がとても良かった。

三編のうち二編は、母親が子どものことを思い出しながら話が進んでいく。誰かに話すことで初めて言語化される思い出は結構あるなあと思った。

高瀬隼子『おいしいごはんが食べられますように』

これは一番おもしろかった。二谷さんもしくは押尾さんの食事に対する考え方は、大いに賛同するところがあった。

料理に手間暇かける余裕が無ければ、手軽に済ませられる手段を利用すればいい。食べることを嫌うのも許されない、食に向き合う時間を強要される、おいしいと言わなければならない同調圧力を掛けられる、そういうのが苦痛でたまらない。いちいち「おいしい」を連発しなくても、おいしいものをおいしいものとして静かに食べたい。

食への興味が薄いことは、食べられれば何でもいいということではない。ちゃんとした料理や手の込んだお菓子が用意されていても、それを食べるのが負担になる。お腹が空いてもいないのに「たくさん食べろ」「ちゃんとしたものを食べろ」と強要される。世界にはごはんを食べたくても食べられない人がいる、食べ物を粗末にするのはもったいない、ってそんなこと言われても知らんがな。

しかし、芦川さんみたいな人って本当にいるのだろうか。幸い遭遇したことはないけれど。愛され天然、常に受け身の察してちゃん、仕事は無能、研修は毎回ドタキャン、遅刻早退の常連、残業は他人に丸投げ。でも毎日職場に手作りのお菓子やケーキを持ってくる。個包装のお土産なら全く構わないが、その場で食べなければならないものを渡されるのは迷惑極まりない。毎日持ってきて切り分けて配ってってしてるけど、その時間で仕事した方がいいんじゃないか?二谷さんは芦川さんでほんまにええんか?管理してくれるならそれでいいということなのか。