一足先に冬休みに入っていた娘と映画を観に行った。12月8日に公開された『映画 窓ぎわのトットちゃん』。
もっと早く観に行くはずだったのだが、別の用事が入ってきたり、代わるがわる風邪をひいたりで、延びのびになっていたのだ。
感想としては、子ども向けにはいいんじゃないかというところ。割引券が手に入ったのも見に行った理由の一つだが、そうでなければ大人しくアマプラ配信を待つのもアリだったと思う。
娘からは「おもしろかったけど怖かった」との感想。
小児まひのクラスメート泰明ちゃんが亡くなる場面はもちろんのこと、夜店で買ったヒヨコが死んでしまったり、戦争が長引くうちに飼い犬が消えていたり、そういう死と戦争にまつわる描写が怖かったらしい。
良かったところ三つ
- 風景描写が美しい。特に花。
- トモエ学園の建物配置や黒柳家の雰囲気が分かってスッキリした。トットちゃんに限らず小説を読んでいると構内図とか間取りとかインテリアの雰囲気がかなり気になるが、想像力が乏しいのでお粗末なイメージしか描けない。百聞は一見に如かず、一瞬で頭の中に入ってくるのは画像のすごいところ。必ずしも事実や小説を再現しているとは限らないが、自分のイメージを補完するのに役立つ。
- あいみょんのことはよく知らないが、エンディングで流れる歌は良かった。
イマイチだったところ三つ
- 登場キャラクターが皆やたら唇プルプルで気になった。
- 映画のストーリーに起伏を付けるためには仕方のないことだと思うが、小説の各エピソードが妙に脚色されたり強調されたりしていた。
- 泰明ちゃんが最後にトットちゃんと別れたあと、何を呟いていたのか分からなかった。あとから調べた。
余談だが、TOHOシネマズを予約していたのに、間違えて109シネマズに来てしまったことに入場ゲートで気が付いた。QRコードが通らないはずだ。慌てて方向転換し滑り込みセーフ。娘にあきれられた。もうね、気が緩んでいる。