あかねの日記

惰性で続けるブログ

懐かしき『まんが版 シャーロック・ホームズ全集』

『まんが版 シャーロック・ホームズ全集』を実家から送ってもらった。私が小学生のときに出版が始まり、新しい巻が出るごとに母に買ってもらっていた。最初に読んだホームズシリーズはこれだった。

今やスピンオフした『犯人の半沢さん』くらいしか読んでいないが、かの『名探偵コナン』がピチピチのニューカマーだった時代で、ホームズ関係の本を多く見かけるようになった時期でもあったとおぼろげに記憶している。

先日購入した森尾登美彦氏の『シャーロック・ホームズの凱旋』が置いてあるのを見て、娘が「シャーロック・ホームズとは誰か?」「本当にいた人なのか?」「おもしろいのか?」といったことを尋ねてきた。

「読んでみたい」というので私は地域の図書館の蔵書検索を行い、娘は学校の図書館を見てみたらしいが、丁度良いレベルのものがなかったり、まばらにしか揃っていなかったり、いつ借りられるか分からなかったりで、何とも中途半端。

子どもの読めるシャーロック・ホームズを揃えていない図書館ってどうなのよと思う一方で、著しく少子化が進み、場所も無ければ金も無い、それが大きく取り沙汰されない世の中なのであれば、衰退するのはやむを得ないと寂しい気持ちになる。

そんなこんなで、とっつきやすくておもしろいとなると、私が実家に置き去りにしていた『まんが版 シャーロック・ホームズ全集』をおいて他に何があろうか。母にメッセージを送ってみると、幸いにも保管されていた。まだまだ物置きとして機能している実家。

表紙のデザインがリニューアルされ、電子書籍に形態を変えながらも、いまだに販売されているのを見つけて感動した。娘もこのおもしろさに目覚めてくれればいいなあと思っている。