あかねの日記

惰性で続けるブログ

出掛けたり読書したり

今日の午前中は、家族で地域のイベントに出掛けた。屋外だったので天気が崩れないか心配だったが、何とか昼まで持ちこたえて良かった。午後からは見計らったかのように雨が降り始めた。

昨日の晩に食べた母の日用ケーキは、期待通りの美味しさだった。各人のケーキを少しずつお裾分けした。抹茶ケーキにはレモンクリーム、レモンケーキにはチョコレートムース、チョコレートケーキにはベリークリームが挟まっていて、甘さと酸味のバランスが絶妙。

しかし、ケーキを食べた翌日の胃もたれが年々酷くなってくる。量を減らしてもお腹に重い。他の料理をたっぷり食べた後だとなおさらだ。贅沢はほどほどにしておけと体が訴えてくるので、何日か掛けてコンディションを戻したい。

 

週末の空いた時間は、吉田修一の小説を読んで過ごした。そのうち読もうと思いながらも先送りになっていた小説家の一人だ。

むかしR25というフリーペーパーが発行されていて、駅や書店に置いてあるのをたまに手に取っていた。著者が巻末のエッセイ欄を担当しており、その中で当時話題作となりつつあった『悪人』のことに触れていた。知ったのはそれがきっかけ。あれから16年は経つ。早いな。

まずは『悪人』と『怒り』を読んだ。『悪人』は火曜サスペンス劇場のような展開が面白かった。映画化されていると知って納得。

『怒り』の方は、とても現代ミステリーらしいと感じた。最近は序盤で犯人が提示される小説を読むことが多かったので、徐々に明らかになるところがミステリーだなあと。

あと読んでいて思い出したのは、摂食障害について調べていたときにどこかで目にした「摂食障害の根底には、どうしようもない問題に対する諦めと、それでも抑えきれない怒りがある」というという意味のことだった。

著者の他の作品もいくつか読もうと思う。