あかねの日記

惰性で続けるブログ

安定の岩波ジュニア新書

昨夜は Kindle Unlimited で『砂糖の歴史』を読んだ。

通常の岩波新書はトピックもレベルも幅広く、当たり外れが大きい。良い本を探すにも手間が掛かる。時事ネタだとあっという間に書店で見かけなくなることも多い。

一方のジュニア版は、流行り廃りの変化が小さく、基本的なテーマを端折らずかみ砕いて説明してくれるので、安定した読みやすさがある。

本を読んで、砂糖が悪者にされがちな現代だが、摂りすぎるのが体によろしくないのだと再認識した。砂糖を避けようとすると、忍耐や後悔などネガティブな感情とも結びついてしまいがちだ。

本の冒頭に、砂糖は食べた瞬間においしいと思える数少ないタイプの食材だとあった。仰る通り、たまに食べるケーキは至福である。

昔は健康的な食生活とはほど遠かったけれど、現在上手く付き合えているのは、半ば強制的に規則正しい生活をしているからだと思う。ケーキもすっかりイベントの時に食べるものになっている。食事のことで頭を一杯にしなくてよい環境は、いつもながらありがたい。