あかねの日記

惰性で続けるブログ

読書 引き続き山本文緒

私の住んでいるあたりでは雪は降らなかったものの、朝は冷え込んだ。空気が乾いており喉が乾燥する。天気は良いので散歩には行こうと思う。

体調は回復してきたきたが、一番悪かったとき(休み初め)を0%、復職できる状態を100%とすると、今は60%くらいな気がする。生活リズムを整えたり、体力をつけたり、休むすべを身につけたり。焦らず少しずつ試したい。

 

昨日の夕方、山本文緒『再婚生活 私のうつ闘病日記』を読了した。

本編では「一番悪かったとき〜回復に向かうまで」の日記が抜けているのだが、文庫版の書きおろしにその部分が収録されている。そのパートと文庫版あとがきには共感できる部分がたくさんあった。

著者がお酒と煙草をやめて回復に向かって良かった。お米を食べるようになったり、更年期障害のような症状が出たりしたのは、私も同じだなあと思いながら読んだ。

 

文庫版あとがきから印象に残った部分をいくつか。

頑張ってはいけないというのがこの病気の常識だそうですが、ひとつだけ頑張らねばならないことがあると私は思います。

それは頑張って休むことです。

昔の自分には戻れなくて、では何になったかというと新しい自分です。

人は人に頼るしかない時もあるのだとわかって本当に良かったです。つまり自立とは、自分さえ良ければいいというわけでなく、弱った人を助けることができることだと知ったからです。

 

うつ闘病日記を忘れないうちに、最期の日々をつづった『無人島のふたり』も読みたくなった。少しお高めなので逡巡しつつも、Kindleで購入した。今日一気に読んだ。読めて良かった。