あかねの日記

惰性で続けるブログ

睡眠不足の解消日

睡眠不足解消のために今日は寝るぞと決めて、午前中は惰眠をむさぼった。

気軽に睡眠を取るということが苦手で、その要因としては生来寝つきが悪い、睡眠よりも他のことを優先してしまう、後ろに予定が入っていると気になって眠れない、などが考えられる。大抵は眠気を抱えたまま活動するか、限界を迎えて眠らざるを得ない状況になるかである。まとまった時間が取れるときに「寝るぞ」と決めておくのは、心置きなく眠るために大切だと感じた。

朝の家事を終えて家族が出掛けたら、速攻ごろごろし始める。自然とまぶたが落ちて、目が覚めたのはお昼前。鈍っていた頭がすっきりした。

午後はゆるく読書をして、夕方は散歩に出掛けた。今日の夕食はジンギスカンを作ってもらった。ちなみに昨日はゴーヤチャンプルー。南へ北へとご当地グルメが食べたくなったらしい。

 

今日読んだのは、書評&エッセイ本を二冊。

三浦しをん『本屋さんで待ちあわせ』

各所の新聞・雑誌に掲載された書評、読売新聞で担当した書評、そして『東海道四谷怪談』についてのエッセイから構成されている。どの本についても三浦さんの「面白い」「好きだ」という気持ちがスパッと表現されていて、知識と興味の幅がすごいなあと思いながら読んだ。

また、マッチョなゴリラ系の男性がお好きだとの記載を読み、EXILEに傾倒されている理由の一端が分かったような気がした。

紹介された本のうち、読んだことがあるものはほぼ無かった。気になった本(特に伝記系)をチェックしてみたい。あと『罪と罰を読まない』は古本屋で購入済みなので、色々想像しているらしい前半を読んで、『罪と罰』本体を読んで、後半の読んでみての感想に進みたい。漫画で読破シリーズを読んじゃったけど。本体を入手しなければ。

辻村深月『図書館で暮らしたい』

書評に限らず、育児エッセイやイベント向けに書かれた短編等も収録されている。総じて、あまり深入りしておらず、あっさりした印象。

しかしこの本を読んで、自分には辻村深月の小説が何となくマッチしないと感じていた理由が分かってきた。作中に、「中高生に『辻村深月もあちら側(大人側)に行ってしまった』と思われるような小説は書きたくない」という主旨の記述があった。中高生がわくわくする小説を大人が楽しめないわけではないが、期待とのギャップが大きくなる可能性は高い(現実世界の話かと思ったらファンタジーな展開だったとか、主人公の年齢は大人でも建付けはティーンズ感があるとか)。

辻村さんの小説を楽しむには、中高生の感性を持ち合わせているか、またはみずみずしさあふれる小説を求めているか、どちらかが必要とされるのではなかろうか。とうに擦り切れてた大人になってしまった身としては、ズレが生じるのはさもありなん。楽しかったこと・嫌だったことは出来事として記憶にあるけれど、感情そのものとはやっぱり距離が空いている。

つべこべ書いてしまったが、結局気になって読むと思う。