引き続き妹と旅行中。
昨夜は夕食を食べ、部屋の露天風呂につかり、のんびりだらだらと過ごした。
ずっと話し込んでいるわけではないが、何かをきっかけに会話がぽんぽん弾む。しばらくはお互いに話したいことを一通りしゃべる。一番忖度しなくてよい相手かもしれない。
話題としては、主に本について。持ってきた本やマンガの選択理由、最近読んだ本、好きな作家と嫌いな作家、図書館で予約件数が二桁を超える本は予約する気になれない、そのときはさっさと新品か古本を買って読む、好きな作家には新品を買って貢献したい、本屋大賞は学生のときなら面白く読めただろう、などなど。妹とは共感ポイントが似ている。
妹は自分用の本として、山本文緒『自転しながら公転する』を持参していた。お友達からオススメされたらしい。私も今年の二月に読んだこと、二人で行った上野のレストランが登場すること、そのシーンになったらきっとすぐに気付くであろうことを伝えた。あのローストチキンはお腹いっぱいになった。
持参した中国茶やハーブティーを飲みながら話し込んでいるうちに、夜の十時を過ぎていた。二人でめぐりズムを付けて瞑想。妹はめぐりズム使ったことがなかったらしい。目の疲れが取れるし、とてもいい香りがすると好評だった。私はそのままスッと眠りについた。
初日は話してばかりで終わったが、今日の午前中は本を読んで過ごした。静かな環境で集中して読めることのありがたさ。普段ならこうはいかない。だいぶページが進んだ。
お昼は近くの蕎麦屋へ入った。庭園と古い木造建築が趣のあるお店。こういうところで美味しく揚げてある天ぷらを食べるのは至福である。自分では絶対作れないし、準備も片付けも面倒すぎて作ろうとも思わない。
食後は腹ごなしも兼ねて商店街をうろうろした。何となく立ち寄った工芸品のコーナーで、二人とも心惹かれるデザインのコースターを見つけた。それぞれ色違い・サイズ違いを何枚か購入。妹と旅先で買った物はたいてい長く使うことになる。話しながらよく考えて買うからだと思う。
閉じこもってばかりでも体がなまるので、出歩いたのはいい運動になった。今日は雨は止んだものの、代わりにとても蒸し暑い。汗をかいたので帰ったらまた部屋の温泉へ。すぐに入れるのがとても便利。朝昼晩と浸かっている。
その後はまたまた読書、たまに休憩。帰りたくなくなると言う妹。楽しい時間は過ぎるのが早い。