あかねの日記

惰性で続けるブログ

あっという間の日々を記録したい

何の変哲もない日曜日。いつも通り掃除・洗濯・読書。のどか。

昨日ケーキを多めに買っておいたので、昼食後のデザートにした。昨日食べたのはレアチーズとベイクドチーズを重ねたケーキ、今日は抹茶のチーズケーキ。今回はチーズケーキ率高め。涼しい部屋で、熱いコーヒーと一緒にゆっくり味わえば、気分はゆるゆる。

朝晩の暑さは和らいできたものの、日中は残暑厳しい。照りつける日差し、立ち上る熱気。ふらりと出かけられるのはまだ先になりそう。夕方近く、少し気合を入れて用事のついでに散歩してきた。

 

来週で八月が終了。娘の夏休みもあと数日で終わりを迎える。早い。

たいていのことが「あっという間」に過ぎ去ってしまい、その度に「あっという間だった」とブログに書いているが、そういうことをいちいち残しておきたいと思っている。いつもと違うときだけではなく、変わり映えしないときであっても、そうだったことを書いておきたい。その日の自分が何をして何を思ったか、スナップショットを取っておきたい。

最近は割と平穏に暮らしているが、もしそうでない状況になったときに、それまでの記録が心の支えになる予感がしている。当たり前だったことが当たり前でなくなったとき、自分にとって大切なものを確認できそうな気がする。困難の最中にあるときでも、細々と記録を続けていれば、あとから振り返ったときに「自分が意外と頑張っていた」ことに気付ける気がする。

あとは、自分の考えの変遷を残しておきたいというのもある。ある程度考えがまとまってから記事にする方法もあるが、私の場合はそれだといつまで経ってもできあがらない可能性が高い。やっぱりこう思う、あれは間違っていた、と迷い迷った挙句、形にならないことが目に見えている。毎日淡々と一定のペースで記録していく方が圧倒的にやりやすい。(ある程度溜まったら整理することはあるかもしれないが。)

ということで、これからも「あっという間」を多用した記事を生産していくことになると思う。

 

週末の読書。まずは、くわがきあゆ『復讐の泥沼』。

『レモンと殺人鬼』で「このミス大賞」を受賞した、くわがきあゆ氏の新作。辻村深月の『傲慢と善良』がヒットして以来、こういう表紙をよく見かけるようになった。見た目で得をしていると思う。見た目は大事。

これは中身もおもしろかった。語り手たちから信用ならない匂いがぷんぷんしており、何が飛び出してくるのか怖いもの見たさでページをめくってしまう。狂いっぷりがいい。

 

もう一冊、三浦しをん『しんがりで寝ています』。

『のっけから失礼します』の続編。雑誌BAILAでの連載+書き下ろしから成るエッセイ集。砕けた内容なのに、ワードのチョイスが的確すぎて、さすがプロフェッショナルだと思わずにはいられない。こんな風に日記を書けたら気持ちいいだろうな。「なんてことのない日常は素晴らしい」と思わせてくれるところが素晴らしい。

いつものブックオフでぱらりと表紙をめくってみたところサイン本だったので、とりあえず買った。非サイン本と一緒にしれっと並んでいるとは予想だにせず、思わず三度見した。値段も変わらずで良心的。地味に嬉しい。