今朝は4:00に目が覚めたので、たまに考えていることを文字にする。
摂食障害/うつ病のときの、エネルギー量とそのプラス-マイナスの変換について。以下、私の経験になる。
摂食障害のときはエネルギーがありあまっている。若かったのでそもそものエネルギー量が多かった。だけどそれをプラスに変換できず、マイナスの方向に走り、出口が見つけられずに爆発する。
心の中に不安と自己嫌悪のエネルギーがぐるぐる渦巻く。全てが面倒だか、食に対する執着や拘りだけは強くなる。夜になると焦燥感で一杯になり、モンスターに変貌して過食する。一応、昼間は学校に行ったり会社に勤めたりと仮面を被って生活することはできる。
摂食障害は、どうすればマイナス変換をやめられるのか全く分からないのがつらい。治療法の本を読んでもどうすることもできなくて、何年も何年も過食が続く。先が見えなくて暗澹たる気持ちになる。
それでも治ったきっかけは、落ちるところまで落ちて、一番頼れる人(頼るしかない人)に厳しく注意されて「あ、これは向き合わないとだめだな」と思ったこと。同時に「これでやっと止められる」という安心感があった。プラスに変換する回路がつながった。それまで誰かに摂食障害のことを詳細に伝えたり怒られたりしたことがなかった。
一方で、うつ病はエネルギーが底をついている状態。最初は絶望的な気持ちだが、体と心を休ませれば少しずつエネルギーが戻ってくる。マイナスに変換してすり減っていたのを、プラスにも考えられるようになる。治療方法は摂食障害よりはまだ探りやすかったと思う。
そして気付いたのは、エネルギーが減るのは悪いことばかりではないということ。歳とともにエネルギー量自体が減ることも含めて。
これまでできたことが強制的にできなくなって、初めは抵抗があるけれど、やらなくてもまあいっかと考えられるようになる。再び壊れるまで走り続けるのを回避する術が分かってくる。(それか回避できなくてもマシな倒れ方になる。)精神面でも怒る気力が減るくらいの方が生活しやすかったりする。
ちょっと困るのは、できないときにやりたくなって、できるときにやりたくなくなることかな。