午前中は心療内科の通院日だった。今回から三週間おきに通うことになっている。自身の経過について特筆すべき事項は無し。このまま様子見である。
しかし、本日は雨なのと普段より混雑気味だったせいか、クリニックの雰囲気はいつもよりピリピリしていた。主治医はせかせかと診察を終え、スタッフの方々もせわしげに対応していた。
ちょっと困った患者もいたので大変そうだった。その患者は優先的に診察と会計を済ませられ、速やかにお引き取りいただいていた。ご苦労様なことである。
嫌な空気は伝染する。今日はそういう日に当たったと思い、さっさと帰って家でごろごろしていた。
『第二の性』の続きを読もうとしたけれど、数行おきに眠気に襲われたため別の本を読むことにした。
よしながふみのインタビュー本『仕事でも、仕事じゃなくても 漫画とよしながふみ』である。ブックオフで600円程度（クーポン利用）だったので買ってしまった。
長年活躍されている漫画家のインタビューを読むと、仕事のプロフェッショナルぶり、着眼点や発想を漫画に落とし込む技術、描くことに対する絶えなき好奇心を感じて、世の中にはすごい人がいるものだと感心する。それに比べて自分の仕事は一体どういうことかと気になりつつも、すごすぎて比較するのは不毛だと思い直すのであった。
各作品を描くことになった経緯や、描きたいことが変化していく様子を知れて面白かった。
