あかねの日記

惰性で続けるブログ

定番のカレンダー

来年の手帳やカレンダーが出回る時期。

我が家で定番となっているカレンダーを調達した。岩合光昭の『のら』シリーズ。全国各地で撮影された野良猫写真が、各月にでーんと載っている。目つきが悪くてふてぶてしい態度が何とも言えない。

カレンダー部分には、バレンタインやクリスマスといった主要イベントに加え、二十四節気も記載されているのが地味に便利。もうそんな時期なのかと思い出させてくれる。

残念ながら、写真より前の年は処分してしまった。

 

実家の猫は歴代、のらだったものが何となく住み着くようになったものばかりだ。家の外に寝床やエサを用意したり、予防接種等を受けさせたりしつつも、首輪は付けずに半分のらのまま飼っている。ネズミを捕ったり、近所のネコと喧嘩をしたりと、なかなかワイルドな暮らしぶり。五年、六年と経つと死期を悟って戻ってこなくなるので、その度に母は悲しそうである。

過去に刺身やサンマを取られたり、布団を毛だらけにされたりといったささいな恨みにより、私に猫を飼いたい思いはない。今の住まいで一時的に預かっていたこともあるが(猫大好きだが猫アレルギーである夫の強い希望により)、私に動物を飼うのは向いていないことが改めて確認されただけだった。自分のペースを乱されるのがどうにもいけない。朝イチで猫のご飯の準備とかやってられない。壁をバリバリされでもしたら、私の方がキーッてなるわ。私は自分の世話で精一杯よ。

たまに自分には飼育責任のない猫を撫でまわし、写真を眺めているだけで十分である。