あかねの日記

惰性で続けるブログ

たれらばの話

朝から雨。空気が生暖かい。

昼からは晴れ。洗濯物をベランダに出した。

今日は些細なことがきっかけで、「もし休職せずに働いていたら」という仮定の話を久々にちょっと考えてしまった。

過去に遡ってどうこうしたいというわけではないが、何か失ったものがあるのではないか、この先も何か影響があるのではないか、とか今さら悩んでもどうしようもないことばかり。

最近はだんだんと過去のことになってきたつもりでいても、ふとした瞬間によみがえってくるものだなあと感じた。

これで良かったのだと一点の曇りもなく思えるようになるまでには、年単位のもっと長期的なスパンで見ていく必要がありそうだ。

他にどうしようもなかった、あのままでは絶対に続かなかった、仕事を休んで得たこともあった、という結論は変わらないにしても、自分にあり得た可能性の話をしたくなるものである。

先日読んだテッド・チャンの『息吹』にパラレルワールドが見える世界の話が収録されていたが、まさにこういう悩みを吹き飛ばすようなとても素敵な話だったことを思い出した。

投げやりにならないこと、これから先のことは自分次第であること、自分ではどうしようもない事態に責任を負う必要はないことなど、様々なことを考えさせられた。

他の話も素晴らしかったので、この本は妹にあげようと思う。