あかねの日記

惰性で続けるブログ

最初からクライマックス

今日は娘のお弁当を作った。当初の目論見が外れ、夫がいないのだから仕方ない。

いつもより三十分早く起きて作業に取りかかる。稀に必要になるお弁当。娘は毎回似たようなメニューをリクエストしてくるため、多少のバリエーションはありつつもひな形ができ上がっている。基本は、おにぎり、だし巻き卵、プチトマト、ブロッコリー。そこへハンバーグ、ソーセージ、から揚げ、ミートボールのいずれかが加わる。だいたいそんな感じ。

材料は事前に夫が準備しておいてくれる。メニューは決まっているし、材料もそろっている。自分で何かを深く考える必要も、調達に手間ひまかける必要も無い。あとは手順通り作るのみ。冷凍庫のブロッコリーを解凍し、プチトマトを洗い、卵をといたところへダシを入れて焼き、冷凍しておいた手作りハンバーグを焼き、ごはんにふりかけを混ぜ込んでおにぎりにする。

慣れれば要領よく半自動的に進められそうな内容だが、慣れていないので頭のなかでいちいち手順を確認しながらやっている。料理ができないわけじゃなくてやろうと思えばできるはずだが(自称)、面倒なのでできるだけ回避したいし、やってくれる人がいるので基本やらないし、料理にリソースを割くより他のことをやりたいし、掃除に感じるような楽しさを料理に見出せないし、習慣化するまでの努力をしたくないし、代替案は山のようにあるし、忙しいときは無理しなくてよくね?と開き直っているしで、必要性にもモチベーションにも欠けている状態だ。

毎日のようにお弁当を作っている方からすると「この甘ったれが」と思われそうな案件だが、やるべきこととできることとやりたいことを探った結果こうなってしまった。何の変哲もないお弁当作りをこんな大げさに騒ぎ立て奴はそうそう居まい。本当にやるしかない状況になったら、たぶんいろいろ考えながらやるはずだと思う。

今日一番の懸念事項だったお弁当作りだが、出社して慌ただしく働き定時後は楽しい集まりに参加した結果、そんなに大したことではなかったように感じられるから不思議なものだ。