復職後の産業医面談があった。オンライン開催で、出席者は産業医と私の二人のみ。今回から保健師は同席しないようだった。
話した項目は、復職後の業務量、上司との会話の機会、通院と服薬の状況、最近の体調と生活リズムなど。
私からは、業務は職場に取り計らってもらっており、先週は問題なく出勤もし、夜は続けて眠れるようになったことを伝えた。
産業医からは、安定している様子なので、引き続き今できることを無理せず進めましょう、とのコメントだった。次回は一ヶ月後に面談の予定だ。
ここ数年、花粉の飛ぶ時期になると身体がだるくなる。春の暖かさもあり、眠くてたまらない。
初めは自分が花粉症なのか判別できなかったが、年々だるさが増し、鼻のムズムズも出てきて、これは明らかに花粉症だと分かるようになった。
なぜ体調不良なのか分からない時は不安だが、原因に心当たりが付けば幾分気は楽になる。しかし、花粉症以外にもメンタルやホルモンバランスなど様々な要因が絡み合って症状が出ているので、対策しても原因をきれいに取りのぞけるわけではない。対処しながら無理せず過ごしている。
平日の夜は、難解な本よりも気軽な本を手に取ってしまう。昨日はジェーン・スー『私がオバさんになったよ』を読んだ。
ジェーン・スーさんが過去に対談した人の中から、「もう一度話したい」と思った人とテーマを決めずに話し合っている。タイトルからはアラフォー女性向けのように見えるが、対談者には男性もおり、読んで楽しめる人はもっと広いように思う。各々の活動を通しての意見や、以前の対談から変わったこと・変わらないことについて語っている。
印象に残った部分をいくつか引用。
光浦靖子さん
光浦:最近私が救ってあげねばならんと勝手に思ってるのがえん罪お局。(略)
ジェーン:ある年齢を超えると「お局」という型を付けられますもんね。その型が付くと、「たらちねの母」みたいな感じで「僻みっぽい」とか「意地悪」とか全部セットでくっついてくる。
田中俊之さん(心理社会学部准教授)
田中:そもそも「おじさんは疲れている」とみんなから思われています。おじさんに対する固定観念なんです。だから、働き過ぎて多少の無理をしていても、本人も周りも「普通」だと受けとめてしまいます。
酒井順子さん(エッセイスト)
酒井:私も40代で、ラオスに学校を作る活動に協力したりしました。でも、そんな欲求もそのうちしぼんでくるということもわかって。最近同級生の友達と話すと、誰かのために無理してなにかするとか、もうやめようって話になります。一回りして、そこにきた感じ。
一番面白かったのは、宇多丸さん(ラッパー)との対談。内輪の話なのに、そんなことがあるのか?と笑ってしまった。