あかねの日記

惰性で続けるブログ

ブログ五カ月

ブログを始めて五カ月が過ぎた。休職をきっかけに始めたが、回復したあとも何だかんだで続いている。

うつ病の急性期はボロボロながらも心の奥底に強い憤りを持っていて、とりあえずそれを発散したいという勢いでブログを立ち上げたところがある。また、横になっているしかないときは悪い考えが浮かんでくるため、気持ちや考えを整理する場所を確保しているおきたかったようにも思う。

しかし、そういったことはただのきっかけで、それ以前から日々のことを書き留めておきたい気持ちは少しずつ募っていた。何かを検索したときに行き着く個人ブログや、書くことについての本を読んでいるうちに、自分も何かを残しておけばよかった、今からでも試してみたい、という思いがちらりとよぎる。

だからといって、毎日忙しくて考える余力はないし、書き続けられるような話題もない。役に立つすごいブログでなくてもよいとは分かっているものの、なかなか実行には至らなかった。

うつ病にはできればならない方がよいと思うが、毎日文章を書くきっかけとなったことはよかったことの一つだ。

何だかんだで続いているのは、書ける状況と書きたい気持ちが重なって、ちょうど機が熟したところで始めたからだと考えている。何を書こうか暫し迷うこともあるが、大抵は特段テーマもなく日常の些細な出来事を書いている。惰性とも言えるし、書くことが習慣になってきたとも言える。

 

自分でブログを書き始め、また本やブログでうつ病経験談を改めて読むうちに感じたのは、誰しもうつ病になる可能性があり、実際に様々な人が発症しているということだった。

うつ病についての情報は山のように出てくる世の中。私は「どうしても伝えたいことがある」「役立つ情報を発信したい」という使命感やモチベーションは薄く低く、それよりは「こんな感じで生きている人もいますよ」といった、うつ病罹患者という集合の一サンプルとして参考程度になればいいかなと思っている。

このごろは比較的病状が落ち着いており、五ヶ月前には想像もできなかったくらい普通に暮らしている。しかし今は落ち着いているだけで、無理をすれば再発する可能性は高い。服薬は続いているし、睡眠を取るのも相変わらず苦手だ。現実でアクティブな方に出会うと、自分はこれでいいのかと思うときもある。

そんな中、病気のことでなくても日記を書いていると、いくらか自分の置かれた状況を客観視できる。自分の存在がそれほどたいしたものではないと分かると同時に、かといって否定する必要もないと確認している。

また、日々の雑念を整理して忘れるために書き、しかし気付いたことを忘れ去らないように備忘録として書いている面もある。自分と付き合っていくためには、結構重要な作業である気がする。

 

私は、同じように日常を書かれている方々のブログを読むことを楽しみにしている。時間の同期性は読む上でも書く上でも大切だ。そんな連綿とした流れの一部に加わりたい。

 

書くことに対する過去エントリー

akaneiroha.hatenablog.com

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