あかねの日記

惰性で続けるブログ

大事な本ほど後回し

Amazonで注文していた本が届いた。

ありがたくもギフトカード(一万円分)をいただく機会があったので、欲しい本をポチってしまったのは昨日書いた通りだ。

じっくり読みたい本は、やはり実態のある紙の方がいい。全体の進み具合を把握したり、前のページに戻って用語や構成を確認したり、レイアウトで知識が頭に残ったり、そういうところが読んでいて楽しい。(KindleKindleで、マンガや雑誌、ライトなエッセイ寄りの本、流行りのビジネス本などを流し読みするには大変便利。)

 

紙の本を買ったあとに考えるのは、何といっても収納場所だ。(買う前にはあまり考えていない。)本棚の隙間やその周辺に、読んでいない本が押し込まれている。掃除や整理整頓は好きだが、これだけはどうしようもない。というか特にどうこうする気も無い。

それでも場所には限りがあるので、一応は新陳代謝を上げようと試みる。そのときに本棚を追われるのは、「未だ読んでおらず、簡単に中身を確認した限りでは大事そうではないので、手放しても構わない本」である。それらを適当に積んでおき、優先的に読み進め、何冊か読み終わったらまとめて古本屋に売る算段だ。すでに売るつもりなので気軽に読めるし、もともと興味があって買った本なので大きくズレていることも少ない。

そして本棚に残るのは、「そのうち読みたいと思っているが、他の本を優先的に読んでいるため手が回っておらず、しかし大事そうなので手放す気は無い本」になる。そういう大事な本ばかりがどんどん溜まっていく。また、それらは得てして難しそうなものが多い。

つまり、あまり大事でない本を優先的に読んで、大事な本は後回しになっているということだ。これでいいのか?『7つの習慣』の教えにある「緊急度は低いが重要度の高いことを優先せよ」に思いっきり逆らっているぞ。ま、本くらい好き勝手読ませてほしい。

しかし大事ではないと判断した本も、読んでみると面白い。一回読めば満足というだけで、面白くないわけではないのだ。読んでみないと分からないのが難しいところでもあるけれど。

 

それら積読本に、さらに書店で買った本や図書館で借りた本も加わって、頻繁に読む順番が組み替えられる。でも何となく読み始めた本が、意外にもそのとき必要な本だったりする。あまり意識的でないところで、自分の中にある複雑な条件にマッチするものを瞬間的に選び取っているのだろうな。あとから「あの本に書いてあったな」と思い出して助かることもあるし。

そんなわけで、今日届いた本のうち一冊を新たに読み始め、その他はうやうやしく本棚へ収納し、あふれた分は適当に積まれているのである。