NHKの受信料徴収人だと名乗る人がピンポンしてきた。
うちにテレビの受信機は無い旨を伝え、その場でお引き取りいただいた。
引っ越し初期に対応して以来、数年ぶりだった。
数ヶ月前には突然、「放送受信契約のご案内」なる郵便物も送られてきた。
対象外の場合は特に連絡等は必要ないと書いてある割に、一ヶ月後に同じ案内をしてくるあたり、めちゃめちゃ催促している感がある。
NHKなら猫も杓子も嫌いというわけではない。とにかくテレビを観る習慣がない。
インターネッツ経由のNHKラジオアプリを常日頃から利用しているが、語学学習系の番組は長年の知見を凝縮したすばらしいコンテンツであると思う。繰り返し使いたい場合は、書籍やダウンロード音声に金を払う。報道特集系の書籍もとても良くできていると思う(上から目線)。
ただ、視聴者のボリュームゾーンである中期〜後期高齢者のニーズに対応するためなのか、はたまた口うるさいご意見が寄せられるのを回避するためなのか、公俗良序やコンプライアンスに引っかかる部分をばっさり切り落としたクセのないストーリー、品性方向で明るく前向きな性格に形成されたヒロイン、歴史物における笑えばいいのかどうかよく分からないやたらとコミカルなシーン、誤解無く伝わるオーバーリアクションな演技、それらを通して描かれる自己犠牲と絆への賞賛、そういったものの制作と拡散に金を使われるのは避けたいと思っているが、テレビを見ないし金も払ってないのであまり口を出す権利は無いような気がする。