娘が「土曜日はお母さんと一緒にピアノ教室に行ってそのあとスノードームを買いたい」と言うので、今日は一緒に出掛けてきた。
ピアノ教室の付き添いは基本夫任せなので、私が行くのはたぶん半年ぶりくらいになる。付き添いといっても、開始前に教室の前まで送ってゆき、終了時刻のちょっと前に迎えにいくだけ。レッスンも一緒に受けていた頃に比べると楽なものだ。一時間弱の待ち時間のあいだ、近隣の駅ビルに入っているスタバで小説を読んでいた。周囲の店舗が営業を開始する前の時間帯は、普段の賑わいと比べて段違いに人が少なく静かだった。
レッスン後の娘を拾ったあとは、まずはスノードームを探しに行く。先日夫と出掛けたときに見かけたものが気になっているとのことで、そのお店に行ってみた。しかしそれらしき品物が見当たらない。別のバラエティショップに行ってみる。そこはクリスマスグッズが豊富に揃っていた。娘は大小様々なスノードームをしばらく見比べて、サンタクロースと雪だるまとクリスマスツリーが中に入った割とスタンダードなデザインのものに決めていた。自分も子どもの頃に大切にしていたものを買い与えるのは嬉しいものである。
ついでに干支飾りも購入した。陶器の十二支をひな壇に飾るタイプ。こういうのをいつか欲しいと思いつつ見送っていたのだが、娘と一緒にかわいいかわいいと言いながら選べるのはいい機会だと思い買うことにした。ブラックフライデーの恩恵にあやかり全品10%オフ。そして全額クレカのポイントで支払う。毎月着々とポイントが溜まるので、うっかり期限切れになる前に消費しておく。今回のようにちょっとした雑貨を買うときに得した気分になれる。
ついでに「買いものリスト」に入れていた娘の腕時計や学用品を見て回った。駅ビルをハシゴして疲れてきたタイミングでお昼休憩。夫と娘が二人のときはまず入らないであろう、適度にオサレなカフェに入る。女子っぽいなと思いながら美味しくご飯を食べた。そのあとは通りがかりに開催されていた生け花展を眺め、一通り見るものを見終えたところで帰路につく。電車を待つあいだ、お店で在庫切れになっていた上靴をネットで注文しておいた。便利な世の中。
娘は帰ってきてからスノードームと干支飾りをセッティングし、塾のプリントを片付け、腕時計をして遊びに行ってしまった。歩き回ったあとに、しかもこんな寒い日に元気なものである。こちらはへとへと。家でゆっくりの一択しかない。毎週娘を連れだしてくれる夫にちょっと感謝した。
