あかねの日記

惰性で続けるブログ

母からの贈りもの

結婚して初めての帰省時、母が真珠のネックレスとイヤリングを贈ってくれた。

MIKIMOTO でも TASAKI でもない、地元の宝飾店で買ったもの。しかも年始の初売品だという。新聞の折り込みチラシを見て、一緒に見に行ったのだ。それでも我が実家にとっては高価な買い物だったと思う。

使う予定はなくても急に必要になるかもしれないし、フォーマルな場に備えて持っておいた方がよいのだろうなと思う一方、ついに自分もそんな歳になったのかという感慨と、こんなものを持つのに全く相応しい大人になっていない自分に戸惑いを感じた。

現在のところ、真珠セットの出番は片手で足りるくらいしかやってきていない。友人の結婚式と、娘の入学式&卒業式。そうそう使うものでもないか。

たまにファッション・コーディネートの本で「カジュアルな服に上質な真珠を合わせて日常使いする」みたいな提案がなされていたりするが、素人がそんなことしたら自爆するのは目に見えているし、痛んだり壊れたりしないかも心配だ。あいにく、高価な真珠を合わせても違和感のない日常なんて送っていない。

そもそも、私には真珠が壊滅的に似合わないことにとっくに気付いている。真珠が部分使いされているモダンなアクセサリーとかならいけるだろうけど、お上品なのはてんで駄目。もっと角ばっててギラギラ光っている方がしっくりくる。

そんなわけで基本は仕舞い込んでいるが、「自分が真珠を持っている」という違和感は年々薄れているような気がする。ただの慣れだろうけど。もっと貫禄が出たら、少しは似合うようになるだろうか。

婚約指輪や結婚指輪は一生モノでなくなる可能性がゼロではないけれど、母からもらった真珠は一生大切にすると思う。

今週のお題「一生モノ」