娘と過ごした一日。
午前八時半、起きようと思っていた時刻より少し遅れて起床。しかし、焦らず慌てず、いつものペースでご飯を食べて家事をする。天気が良いのでシーツを洗って干した。
午前十時、家を出ようと思っていた時刻より少し遅れて外出。案外時間がないことを認識して必須事項以外は極力省いたものの、ちょっとのんびりしすぎた。やってきた電車に乗る。
今日の予定一件目、ジャズっぽいコンサート。元々は一人で行こう考えていたけれど、夫も予定が入ったため娘と一緒に行くことにした。未就学児を卒業すると入れるコンサートがぐんと増える。誰かに子どもの世話を頼む必要がないので助かるというのもあるし、一緒に楽しめるので嬉しいというのもある。今日の演目は定番の曲も最近の曲も入っており、私はもちろん娘も飽きることなく聴いていた。ピアノとベースとドラム、どれもがカッコよかったらしい。会場を出たあと、娘に「とっても良かったね、また行こう」と言ってもらえてほっとした。
近くのお店で昼食。娘はパスタとプリン。私は朝が遅かったのでお腹が空いておらず、コーヒーのみ。その後は次の予定まで時間があったため、無くなりそうになっているハーブティーを補充しにお店へ寄った。身体を暖めるというものと、花粉症を和らげるというものを購入。
今日の予定二件目、美容院。今まで娘の散髪は近所の床屋さんにお願いしていたが、その床屋さんに「そろそろ美容院に行ってみては?」と提案されたため、試しに私が通っているところへ連れて行くことにした。美容師さんに、娘→私の順で髪を切ってもらう。娘が切ってもらっている間、普段は手に取ることのない雑誌を開いてみる。FIGARO のジェーン・バーキン特集を楽しく読んだ。ちょっと古い &Premium のお菓子版は、クッキー缶12選と、虎屋の季節の生菓子図鑑が眼福だった。私が切ってもらっている間、娘には持参した本を読みながら待ってもらった。初めて訪れた美容室で、娘は整えた髪をゆるく巻いてもらい、満足した様子だった。私はコテもヘアアイロンも持っていないオシャレ偏差値の低い人間なので、「世の中にはこういう素晴らしいアイテムもあるのだ」と娘に知ってもらう良い機会になったと思う。お店を出たあと、娘に「きれいなお店だった、お姉さんも優しかった、また行きたい」と言ってもらえて、またまたほっとした。いつまで私と一緒に出掛けてくれるだろうか。
帰り道、スーパーに寄って買い出し。午後四時ごろ帰宅。お昼を食べ損ねたのでお腹が空いていたが、何か口にするには中途半端な時刻。まずは荷物を片付け、洗濯物を取り込み、今朝方省いた掃除機を掛けた。途中で娘とひと悶着あったが、現在は和解。気分の切り替えが早いのは娘のよいところ。
お腹が空いたので早めに夕食。夫は泊りで出掛けているが、おでんを作り置きしておいてくれた。料理担当としての責務を全うする夫。私に期待しないのは正解だ。
引き続き娘と二人、のんびり過ごす夜。夫が居ない方がよいというわけではないけれど、居ないならいないで解放感と特別感がある。娘も同じように感じていそう。